FC2ブログ
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- 
訪問者様、拍手をしてくださった方ありがとうございます

ライの過去にトリップでルルーシュ騎士設定

Cpは、ルルーシュ×幼少期ライです。
第一章
戯曲を描くその眼 





これは望んだ結果ではないにしても、再び出会うことは出来たのは、怪しげな男に誘われるままに此処にたどり着いたのは、ほかならぬルルーシュの意思だった。


『抜け出た記憶をそのままにしておくつもりか?』


 深海の冷たい静けさを残した低声を聞いたのは、現実であったのか夢の中でだったのかはっきりとした覚えはないものの、目を瞑っていたときに聞いたのだけは何故か思い出される。


『覚えがあるだろう。失われた記憶があることを』

『人の記憶は容量を増すとその分、失われていくものもある。そんなものを気にしていては先に進めない』

『妖精とは、一体何だ?』

『!? 何処でそれを』


 空気が震えるように小さく笑い声が聞こえてきた。


『これが貴様の中で何か引っかかるキーワードとして、常にあるだろう。それは何故か』

『それは・・・!。お前はそれが何かを知っているのか?それならこの行き場のない感情はなんだ。誰がいるような感覚が残るのは一体』

『すべては深く望め。さすれば導く道が現れることだろう』


 響くように消えていく声に、ルルーシュが後を追うかのように見えない空間に向かって、叫んだ。


『待て! 貴様が深く望めというのであれば、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる。俺に失われた真実を見せろ』


 片目が赤い鳥のような模様に光り、痛みが走り目を瞑った体は、まるでベットから投げたされたように空間を彷徨い別次元へと落とされた。

 キラキラと光の反射を映す青い湖の畔で、馬を撫でていた少年が、突然現れたルルーシュに驚くように目を見開いていた。

 年は、八歳くらいか、幼い顔は西洋を思わせる白い肌で、光沢のある銀髪と色違いの銀の瞳をしていた。
 ルルーシュが純粋に魅入ってしまったのは、少年の服装はシャツにズボンと質素で見ずぼらしいながらも、持つ雰囲気は何処か神秘的な輝きを秘めていたからだった。

 これが邂逅なのだとしても、ルルーシュはライと名を告げた少年に出会えた喜びとデジャビュの理由まではまだ思い出せてはいなかった。

 だが、自分はこの少年に出会うために此処にいることだけは少なからず間違いではないと理解していたのだった。


続く
スポンサーサイト
2012.07.23 
Secret

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。