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青月エンドのルルーシュ視点 

ヤオイ的なラブラブ編 始まり 

Cpは、ルルーシュ×ライです。
僕の首筋を君は噛んだ



 月光はお前のためのスポットライトだ。
 そう思い込んでしまうほどに天井高くに位置するカラフルなスライドから降り注ぐ光を帯びて、輝きを増す柔らかな銀色の髪、その隙間に見える銀色の瞳を伏せて、整った容姿をより儚く見せる白い肌に朱を浮かべる。
 緊張に小さく息をこぼした薄い唇が誘う様に開閉して、言葉を紡いだ。


「汝健やかなる時も病む時変わらず傍にいることを、僕は君に誓う」


 かっては外見の美しさもあって、どこか近寄りがたい程に無表情が多かったライが、今は僅かに人らしい表情を覗かせ、雪が解けてその下の暖かさを見せるように、綺麗な微笑を浮かべる。

 男だというのに、心臓が跳ね上がるほどに、ライの笑いは周りに安らぎを齎す。

 その表情も含めて、俺も惹かれたんだ。

 ふっと笑った俺は手を伸ばして握手を求めた。
 実際問題その場で求めていたのは、違ったものだったかもしれない。

 僅かに高い俺を見上げた瞳は揺らいだまま、俺の手と交互に見比べてけれど、ライは自らの意志で手を握った。

 この瞬間、ライを取り巻く一つの世界を手に入れた気になって俺はその手を強く握せたまま、後ろに引いた。
 簡単なほどにライが俺の腕の中に倒れこんだ。
 同じくらい華奢な身体を背に回した手で支えて、僅かな瞠目と息をのんだライに至近距離に顔を近づけ、愛しい名前を口にする。
 

「ライ・・・」


 自分が思うよりも別の声が耳に届いた。
 ナナリーの名を口にするときとはまだ別の特別な響きを持って甘い囁きと成す。
 見上げたその瞳が熱を込めたように紫の双眸を細める俺が映っていることに気づきながらも、その手を握りしめて視線を絡めた。

 静寂を齎す教会の中で、それは背徳的な行為ではあった。

 反逆の道しるべのゼロとなり、神に背を向け歩き始めた俺は、神聖な雰囲気を纏い、こうした今も澄んだ瞳を向けてくるライを穢すきはなかったが、触れてみたいと思ったのも本心だった。

 撫ぜるようにライの白い頬に触れたまま、互いに言葉もないまま目を伏せ、躊躇うように顔を近づけて間を置いて距離をなくした。

 俺と違う体温が服越しと触れた唇から伝わり、混ざり合うかのような錯覚を受けながら甘くそれは溶けていく。

 結婚式の最終儀式は、青い月の浮かぶ夜に交わされた。

 相愛になったその日に俺は決意を改める。

 二人の新しい記憶をライの中に継続する為に。


 anything for a quiet life...



続く
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2012.06.15 
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