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思いつきでの幼少期ルルーシュ×婚約者ライ♀で始めてみました。
ぐたぐたですが、少しでも楽しんでもらえれば幸いです

出演、ルルーシュ
  ライ♀(女性化)
   ナナリー
  ライの兄
黄薔薇が泣いた 第1話
青い鳥が欲しかったわけじゃない  



 部屋の中で、カチカチと秒針の音が響く。
 読書してをすごしていたルルーシュは、部屋を訪れてきたナナリーの話を聞いていた。


「婚約者?」

「うん。お母様が話してたの。今度開かれる誕生パーティーでお披露目するって」







 演奏者達の調べをBGMに始まった。
 ルルーシュの誕生パーティー。
 といっても、見る限り子供よりも大人の姿が目立ち、誕生日というなの名目で大人の社交場と化している気がしないでもなかった。
 元から、期待していなかったルルーシュは正装姿のままパーティー会場を歩くと、貴族の家柄の娘が嬉々と興味深深なし戦を降りそぞき、話しかけられれば相手をする。
 どうにもルルーシュには、彼女達の高貴な視線の背後に大人の欲が垣間見えてしまい、適当な理由付けをしてバルコニーへと出て行った。
 誕生日だというのに、疲れが残るだけのパーティーに嫌気が差して、外へと出たのだが、当然先客がいることなど考えてはいなかった。

 
 時間が一瞬止まったような錯角さえした。
 ルルーシュはその光景に、目を見開くようにして立ち止まっていた。


 囀る小鳥がいる小枝に向かい、その白く細い手は優雅に伸ばされた。
 日差しを受けてキラキラと光を帯びた華奢な身体、光沢のある灰白色の髪は波打つように輝き、まるで天使の輪の様に幻想的に映る。


 小枝からゆっくりと指へと移った小鳥は少女を不思議そうに見つめる目には警戒心など浮かんでおらず、横顔に見える灰青の瞳が何処か優しげに目を伏せるのにルルーシュは呆然としたまま魅入っていた。
 その光景を壊したくなくて、声をかけようかどうか迷っていたのだが、別の声によって遮られた。


「ライ! 探したぞ」


 男の声に反応して小鳥は空へと飛び立っていった。
 僅かに見せた笑みを曇らせた瞳が淋しげに見えたのが印象的だった。
 金髪に紫の瞳をした背の高い男は、十七、八か。
 ルルーシュよりは年上の男が少女に駆け寄る。


「ちゃんと待ってないとダメじゃないか」


 咎める言葉ではあったが、口調は穏やかなものだった。
 伸ばされた手は少女の頭をなでたあと、その白い手を離さぬようにと掴んで、歩き始める。
 少女は男と視線を合わせることなく、俯き加減な様子がルルーシュには気になった。

 今気づいたとばかり、ルルーシュへと視線を合わせた男の目に、一瞬憎悪の輝きが見えた気がしたが、見間違いかと思える程で、男はにこやかに会釈してそこを通り過ぎた。

 後に、彼女こそが自分の婚約者であると紹介される。


続く
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2012.07.25 
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