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思いつきで連載?
Cpは、大学生ルルーシュ×学生ライ。



徒花の遁走曲 ~二人の12ヶ月~
神様より先にご挨拶…七 当たり前になることの難しさ


公園に来れば会えると思ったが、毎日来ているものではないと改めて知って、無意識に公園でライの姿を探し、肩を落とす自分に思ったよりも期待してたのだなとルルーシュは思い口端を引き上げた。
 そうして時折公園に見かけたライと、何度か言葉を交わすようになって、数日後。
 変化は起こった。


「名前・・・」

「ん?」


 感情の起伏が少ないのか、寡黙なだけなのか、多くを喋ることもないミステリアスな雰囲気は変わらないものの、綺麗な程の無表情は冷たくも見えたが、少しずつだかルルーシュにも感情が読み取れるようになっていた。


「貴方のお名前を聞かせてもらってもいいですか?」


 いくつか話をしたうちに、大体質問してくるのはルルーシュのほうだったのだが、最初の頃は戸惑いを浮かべていたものの、少しずつ興味を覚えてきたらしい事を知っていた。
 ルルーシュは嬉さを胸に隠したまま、表情は変わらぬ友好的な態度で接する。
 今のところ関係は進歩しているといっても、互いに名前を知らないのはどこか不思議に感じていたのだが、今となってはそれもこの日のための予定だと思いたかったのである。
 覚えられるようにじっくりと、しかしごく自然な自己紹介だと思わせる口ぶりで、ルルーシュは口を開いた。


「俺は、ルルーシュ・ランペルージ」

「・・・ルルーシュ、さん?」


 名前を確認するように口の中で呟いたライに、ルルーシュは口元にほくそ笑みを浮かべた。
 身長さと年の違いから、ライは言葉を選んでいる様子に、ルルーシュも聞きたかった事をぶつけてみた。


「俺もまだ聞かせてもらっていないんだが、お前と呼んでいるままでいるのも癪だ。そろそろ名で呼びたいんだが、教えてくれないか?」

「・・・僕は」


 そろそろ名前が呼べると思っていたルルーシュの期待を裏切るように、大きな声がライの言葉を遮った。
 

「おーい、ルルーシュ」

「!」


 手を振ってかけてくる友人に、悪意はないにしてもtタイミングの悪さに、ルルーシュは内心苛立ちを覚えた。
 其れもそのはず、リヴァルが駆け寄ってくると同時に、ライが警戒心をあらわにして、その場を立ち去ったからだった。
 



続く
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2012.06.14 
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