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Cpは、魔王ルルーシュ×幼少期ライ 第十二話です。

他にも色んなキャラをだす予定となってます
セシル×ライのみ
第十二節
ティーカップに溺れそう


クリーム色に塗られた壁と店内の照明の明るさは、どこか暖かく優しい雰囲気を感じさせ、甘い香りが漂う。
 外からもれる匂いの正体はやはり此処かと、ライは銀色の綺麗な瞳で店内を見渡した。
 人が少ない時間帯に来たせいか、それともあまり人に知られていないのか、ライ以外の客の姿はみられなかった。
木のカゴに入った色とりどりの飴やクッキーなどのお菓子が棚の上に並べられていた。
 包装にリボンを巻かれたお菓子などは子供が喜びそうな可愛らしいものだった。


「ごめんなさい。せっかく可愛らしいお客さんが来てくれたのに、何もおもてなしできなくて、あり合せのものでしかないけど、どうぞ召し上がってくださいね」


 店内にあった円卓へと案内され、促されるように椅子に座ったライの前に、白いレースつきのテーブルクロスに乗せられたティーカップとクッキーが置かれた。
 仄かに湯気が立って、紅茶独特の少しだけ甘い香りがライの鼻をくすぐった。


「ありがとうございます」


 同じように右斜めにせきをついたセシルの前にも、ティーカップが置かれていることに目をやる。


「・・・僕以外に客が見えませんが、この時間帯はいつも人が少ないんですか?」

「ええ。大きく宣伝することもない小さなお店なので、多く入ることはないんですけど、それでも貴方のように時折訪れてくれるお客がいるだけで主人も喜んでいるんですよ」


 にっこりと微笑んだ女性は、セシルと言った。
 見かけおっとりとしてこの店の雰囲気と合う優しい人に見えた。

「主人・・・。此処の店主は貴方ではないんですか?」

「いえ、私は助手みたいなもので、ほとんどはこの店「キャプリス」の主人の手作りなんですよ。そのクッキーだって彼の自信作なんですよ」


 自分のことのように誇らしげに語るセシルを、ライは見上げた。
 彼といったのは夫婦なのかそうではないのか、女性の薬指に指輪はなかったものの、何かしらの繋がりはあるのだろう事をライは推測し、紅茶を見つめる。




続く
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2012.06.28 
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