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Cpは、魔王ルルーシュ×幼少期ライ 

第十三話です。

他にも色んなキャラをだす予定となってます
セシル×ライのみ

第十三節
シュガーコートの魔法



 にっこりと笑うセシルを一瞥して、ライはティーカップを手に取り、優雅な動作でそれを口につけてる間に、セシルの表情が僅かに曇った気がして視線を上げた。


「?」

「ふふっ、お菓子作りは得意ではないんだけど、紅茶を入れるのには自信があるんです。だけど、可愛らしいお客さんのお口にあうのかちょっと心配になって・・・」

「何故と聞いてもいいですか?」

「厚意としていても、すぐに気分を害して店に来なくなってしまう子もいるから、ね。やっぱりどんな人でもこのお店に来てくれたお客さんには、最後は笑顔になれるそんなお菓子屋さんが主人の夢でもあるから」


 目の前に置かれたティーカップを両手に抱えるようにして、視線を伏せたセシルはどこが淋しげにそう言った。


「・・・私の夢はもう消えてしまったけれど」


 えっと再び視線を向けたライは、ぐらりと目眩をお越しテーブルに手をつく。
 周囲は揺らぐようにぼやけるのを目にしてまま、視界の隅に紅茶を目にとめライは、原因を理解する。
 がたんと倒れた椅子を耳で確認するが、ライは動けなかった。
 床に当たる衝撃は誰かの手に受け止められたことで痛みはなく、代わりに見えたのはあの穏やかな表情をしたセシルという女性の顔があることだけだった。


「さあ、おやすみ。貴方はこれから本当の貴方に戻るのよ。大丈夫。・・・がずっといるからね」


 柔らかな銀色の髪をなでながら、セシルはまるで子守を歌を聞かせるように囁いた。
 眠たいわけでもないのに瞼は重くなるばかりで、ライはそれに贖うものの、意識は自我と関係なく暗闇の中へ。
 
 待たせたままの従者の顔を思い浮かべて、ライは無意識にその名を呼びつけるように口にした。


 ・・・ルルーシュ。



続く
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2012.07.19 
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