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訪問者様、ありがとうございます。
こんなのでもありかと思いました。
会話に出てくるあの夜、気になりますねぇ。
 
Cpは、ルルーシュ×ライです。
つよく求めすぎた代償




生徒会室にて、久しぶりに学園に顔を出したライに、ミレイが誘いをかけて業務を手伝わせてる時の事だった。


「ねぇ、ライ。その首の痕って蚊に刺されたの?」


 皆木になっていたものを聞けずにいたところを、シャーリーが持ち前の素直さで尋ねてきた。
 今日は少しだけ暖かいことから、シャツ一枚となってるライの首元から、覗いて見えるほのかに赤い痕を視線が向けられる。
 頭の中で予想するのはひとつだが、あえて口を挟まずにいたミレイとリヴァルは、一瞬動作を止めるものの次には何事もなくまた業務に戻っていた。
 のだが、ニーナは何かを想像してしまっているのか、頬が赤いままで手は動かしているものの、ちらちらと視線を向けてきた。
 

「春にも早いというのに、蚊の季節か。寝る際にも風邪をひかないように戸締りは気をつけないとな」


 ライが口を開きかけるのを、タイミングよく遮ったルルーシュは、何事もない口調で言うので、シャーリーも変に疑うのもどうかと思い、気分を変えて手伝いを終えた足で、次の部活へと向かっていくのを、ルルーシュが一瞥して見送る。
 絶対何かあったに違いないと軽く期待していたニーナは、聞けなかったことを残念そうに溜息をついて書類をまとめていた。
 ミレイがリヴァルを呼びつけて話しているところを見て、ライの背後に歩み寄ったルルーシュが、独り言を漏らすように口にした。


「ライ。襟元が乱れてる。他に注意される前に直しておけ」


 シャッの上のボタンを留めながら、ライは小さく息をついて、横目に非難の視線を向けた。


「コレはもとより、君がつけたものだろ」

「そうだったか?」

「僕には理解しかねる。わざわざ他人の視角に入る場所につけておきながら、蚊のせいだという君の意図が・・・」

「あの場ではああいったほうが、後々面倒にはならないと思ったからだ。それとも、あれは俺がつけた。ライは俺のものだとその印のつけた事の成り行きを皆の前で暴露したほうが良かったか?」


 皮肉に目を細めたルルーシュは、どこか楽しげにライを見つめていた。
 押し黙ってしまったライは昨夜の事を思い出してか、白い頬に朱を浮かべ、眉を顰める様子が、ますますルルーシュの悪戯心をくすぐる。


「あの夜の事は俺が覚えていればいい。連中に普段のお前がいかに俺の前で包羞たる体勢を晒し肉感に啼くのか、一度口演するのも悪くはないが、それだと敵を増やすことになりかねないからな。胸のうちに抑えている独占欲が牙を抜くのは、お前と二人きりのときだけだ。少しはその煽る天然さを自覚すれば、あんなに熱くなることも、強い爪あとを俺の背中には残さないはずだ」


 後半は、去り際にライの耳に囁く言葉を残して、いつもどおりの副会長としての仕事を始めたルルーシュに、話の口調からそうさせる恋人が悪いのだと言われた様な気分になって、ライは困ったようにまた溜息をついた。
 あの夜の事を思い返され、自分も歯止めが聞けなかったと反省して、次は気をつけようと心に誓うライだったが、恋人のルルーシュが其れを良しとしないのもまた事実なのであった。 



                                                  終わり
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2012.07.05 
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