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訪問者様、ありがとうございます。
幼少期から 第二話

Cpは、ナナライあるけどルルーシュ×ライ寄りです。
ある程度洗練された明日を掴む為のやさしさ



日が傾き始めた頃、やっぱりここでもお別れの時間が近づき、ルルーシュに呼びかけられるままにナナリーも渋々といった様子で、立ち上がった。
 二人ともライと過ごしたい気持ちは同じなのだが、双子であるのが禁忌と信じきってる大人たちの弊害により、ライだけは塔内に隔離させているため、こうして一目を避けて会うことにしか出来ない。
 隣で手を強く繋いだまま名残惜しむナナリーを一瞥した後、何も出来ないことが歯がゆいと思いつつもルルーシュは、たまに来る使用人以外ずっと一人で寂しいはずのライが、弱音を吐かずにいる中で、自分の我侭を通せないと平静を装った。


「ライ、明日は専属の教師により勉強と、恒例の狐狩りに出かける事になった。大人の目も多くなるから、いつこれるかわからないが、必ず手紙はするよ」


 ルルーシュの隣に立つナナリーも同意を示すように頷くのだが、二人の気持ちは嬉しいはずなのにライのはどこか浮かない表情を物語るかのように眉を下げた。


「ルルーシュ、ナナリー。人目を避けても会いに来てくれる事は嬉しいけれど、それによって君達が罰を受けてしまうのは僕は望んでない。塔の窓からでも君たちの事は見える。それだけで元気な姿を確認できるなら僕はそれでもいいと思っているんだ」

「ライ、何を言ってる。僕たちが罰を恐れてまでお前に会いにきているとが無理してるとでも言うのか?。大人のルールに従うために、自分を捻じ曲げる必要がどこにある。双子であるというだけで引き離されてるんだぞ!。お前だって今の待遇に満足しているわけではないだろ」

「・・・・」


 決められたことに従い此処にいるのはライの意志であるのだが、それは先手駆使が此処にいる条件としての理由上で、選ばされたようなもので、兄妹同士離された上に一人きり、ずっといたいと思うのは当然の事であるのだが、それを大人が良しとしないため、この方となっていることにライだって満足しているわけではなかった。
 ルルーシュの気持ちを双子ながらに汲み取ってしまい、押し黙るライに、ナナリーが強気にライを見上げて言い放つ。 


「そうよ!。私だってもっともっとライと一緒に勉強したり遊んだりしたいの我慢してるんだから」


ナナリーのおてんばさは手にあまるところではあるが、こうした子供らしい素直さが、忘れかけつつあるライにある意味救いとなっていた。
 自分もまだ子供なのだと知らされるのだから。
 ナナリーに目線を落すライに、ルルーシュはその白い手を握りしめたのだった。




続く
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2012.06.21 
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