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訪問者様、ありがとうございます。
投票数の多かったルルライで、リヴァル目線ありの第七話

Cpは、ルルーシュ×ライです。
 8:10 うそつきのばら



リヴァルが立ち去る姿を見届けると、熱のせいか僅かに汗を浮かべたライが、木だるさを残した色ぽい眼差しを伏せて、ルルーシュに問いかけた。


「ルルーシュ?・・・エンジン音が聞こえた気がするんだが、誰がいたのか?」


 リヴァルに見せた笑みを引っ込めて、ルルーシュはライの顔を覗き込み、髪の隙間に見える額に口付けてから言った。


「ああ、リヴァルが走っていっただけだ」

「えっ?まさか、見られて」


 現実へと引き戻されたように、木から身体を離したライに、ルルーシュは再び縫いとめるように逃げ道を塞いだ。


「見られたとしても、バイクで通り過ぎただけだから、俺達だと確認取れているのかわかったものじゃないがな」

「・・・」


 そのまま何事もなかったように顔を寄せてきたルルーシュをライは手で制すると、開襟されたシャツをきちりと閉めて元に戻した。


「・・・やめるのか?」


 まだ物足りないと言いたげに見つめてくるルルーシュに、ライは手にしたお揃いの腕時計を目前にちらつかせて、冷静な声色で返した。


「・・・幾分か時間を逃した故に、これ以上は君も僕も遅刻対象だ。急ぐに越したことはないだろ?」


 時計を眺めて小さく息をついたルルーシュは、潔くライから離れた。
 ライが意外と頑固で真面目であると知っているから、そうしたのであって、特に遅刻することになっても問題としてはいなかったのだが、やはり恋人に甘いということなのか。


「ルルーシュ?」


 先に行くのに、ついて来ていないルルーシュを気にして振り返るライ。 
 先ほどの無防備な表情と誘うような色香はどこへやら、普段どおりのストイックな姿勢に転換されたライに、ルルーシュは天然なのはある意味武器だなと思いつつも、その華奢な後ろ姿を見失わないようについていくのだった。


続く
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2012.07.06 
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