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訪問者、ありがとうございます。
Cpは、魔王ルルーシュ×幼少期ライ 

第十四話です。

他にも色んなキャラをだす予定となってます
セシルあり
第十四節
子どもじみた悲劇


馬車の行き交う道沿いに、人待ちしていたルルーシュは、懐から取り出した懐中時計に視線を落とした。
 ライの買い物は目的のものを入手すれば、寄り道することなく時間も短縮なのがいつもの事となのだが、今日はいつもと何かが違うのか、それとも何かがあったからなのか胸騒ぎを覚える。
 ふと子供が行方不明のままと記されていた新聞記事の内容を脳裏に思い浮かべ、ルルーシュは懐中時計の蓋を閉じるままに口角を引き上げた。


「約束を破られのはそちらなら、俺も待つ必要性はないと判断し、実行させてもらいますよ」


 馬が大きく空中で前足をかく様に暴れるが、手綱を握ったカカシがおとなしくさせ、一度パシリと鞭を打つように縄で馬を叩いて走り出した。
 それらが、ルルーシュの手の動作一つの指令で行なわれたことなど誰も知るよしもない。



「ん・・・」


 ぼんやりと意識の中で目覚めたライは、微かに見えた柵に、自分のいる状況を確認するように目を瞬かせ頭を覚ました。
 鋼鉄の檻となる狭い空間に、かけられたと思える毛布を見つける中、柵に手をかけたままライは室内の様子を探るようにして顔を覗かせた。
 お菓子屋にいたとは思えないほどに、そこは小さな照明があるだけで見渡すには薄暗い地下室のように見えたが、キッチンにある道具を見たところ、菓子を作るための作業場ともいえたが、それにしては汚い。
 過去に使っていたのだとすれば納得は出来るだが、何故自分が睡眠薬を飲まされ此処に監禁させているのかまでは、理解出来なかった。
 確かに、身なりで見れば身代金の要求くらいの考えは浮かびそうだが、あの話した女性に金銭にゆとりがないとは、店の内装やお菓子の品揃えを見ても思えなかった。
 表ざたにないたげで火の車ではないとはいいきれないが、なにより気になるのは、壁に並べられる筒状の透明な入れ物と、その中にいる裸の子供達だった。
 あの子供の行方不明事件が此処に繋がっているのではないのかと、危惧してしまうほどにそれは薄気味悪かった。
 ふと、ルルーシュを意識を途絶える寸前に思い浮かべたことに、ライは目を伏せた。
 いつからか頼りにしていたのは自分であることだと感じて、情けないと思ったのもあった。



続く
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2012.07.09 
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