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第三者(恋敵)ありの第十一話

Cpは、ルルーシュ×ライです。
 17:20 10数える間に早く準備しろ





「ライからの返事が欲しいそうだな」

「あんたには聞いてない」


 即答した男に、ルルーシュは怯むこともなくライと一度視線を合わせると再び男へと振り返り。


「ライの答えは既に出ている事は明白だが、言うよりも実際見たほうがお前にもわかるだろ。その場で黙ってみていろ」


 何をする気だと訝しげに見つめる男は、次の瞬間瞳孔を驚きに開いた。
 肩を引き寄せるままにライを抱いたルルーシュは、顔を見上げるそのきょとんとした表情に笑いを浮かべつつも、顔を近づけ唇を重ねた。
 あまりの出来事に目を逸らせないまま凝視する男を口端で笑い、初めはついばむだけの軽いものだったが、ライからこぼれる甘い吐息と白い肌に浮かぶ包羞と影を落すように伏せられた睫に覗く揺れる銀の瞳に誘われ、小さく開いた唇の隙間に舌を入り込ませ貪るように深めていく。
 身じろぐライの腰をきつく抱き寄せて、夕暮れの教室で卑猥な水音と時折鼻にかかったライの声、ストイックな容姿とは裏腹にその口角からあふれる唾液に二人の熱情が垣間見え、男は顔を赤くし怒りに手を振るわせた。
 窃視していたルルーシュは、ようやくライの唇から離れると、二人の間に透明な糸が橋のように繋がり、艶めかしい情景ではあったが、好きな人を別の男によって穢されたと思っている男のその目は不純なものを見るように鋭かった。
 息を整えるのに口を開けないライを見やって、ルルーシュが答えた。


「ライの代わりに答えてやろう。今後一切付きまとうのは止めて、諦めろ。恋人である俺からの忠告だ」

「・・・・っ、お前!」

「なんだ。俺たちが相愛だとわからないのか。それともいっそ此処で最後まで見せてやったら、納得するのか?」


 唇をきつく噛んだ男は、悔しさを隠せぬまま、ライを一瞥するが確かに抵抗は少し見られたものの、嫌じゃないことはその表情で見て取れ、自分ではなく他の男に手をつけられた事は哀しかったが、男は何も言わず背を向けて走り去っていった。


「君は、時折驚くくらい強引だな」


 口元を押さえたライが少し目が潤ませたままであったが睨み付けるように反論するのに、振り返ったルルーシュは満足そうに笑っていた。




続く
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2012.05.31 
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