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Cpは、魔王執事ルルーシュ×幼少期ライ 

第十九話です。

第十九節
すぐにいつもずっと



「甘いわね。貴族で同性の愛人等珍しいことでもないわ。それに、恋愛に年齢は関係ないでしょ」

「やっぱり、ルルーシュが羨ましいという結論かな」


 髪の長いメイドが尋ねると、金髪のメイドの言葉を代弁するかのように、黒髪のメイドがはっきりと口した。


「羨ましいのは勿論ありますが、私どもはお二人の行く末を影ながら見届けて生きたいと思ってはおります」

「そういうこと。二人を邪魔する気はさらさらないけど、面白いことなら皆で共有したいじゃない? だから、これからも職務の合間に、随時お二人の様子は休憩の時に報告しあうこと。これがうちのシキタリだから、忘れないように以上」


 頷き合うメイド達の間で、そんな話がされていたとは知らず、個室へと訪れたルルーシュは、ベットに横たえたライを見ていた。
 懐から取り出した懐中時計を確認し、ルルーシュは再びライへと視線を落す。
 伸ばされた手が腰から脇へと撫でる様に移され、普通よりも軽いライの身体を抱えて上着と固定されたベルトを外し、白いシャツを肌蹴させると、その身体をゆっくりとベットの上にうつ伏せる。
 穢れを知らぬ雪肌は子供らしい程よく筋肉のついた未発達な背中の中心に人とは違う異物を見つける。

 鍵穴だった。
 
 悪魔であるルルーシュと契約を結んだとは違う第三者の介入によって施された人形となる呪い。
 首筋を伝って背中へと辿るように撫でたルルーシュが、それを眺め眉を顰める。

 自分の所有物に勝手に触れたような不快感を覚えつつも、ライから預かった鍵の存在を思い出す。
 懐から大切にしまっていた金色の鍵を取り出し、背中に差込み、仕掛けの人形かオルゴールのように巻き始める。
 人とは思えないほどに冷たくなっていた肌が、熱を帯びたようにように、子供らしい体温が戻ってくると共に、ライの肌もばら色の頬が蘇るかのように健康的に良くなっていく。

 何も見えていない空虚な瞳にも光が戻り、背中越しに振り返ろうとするが、それよりも背中に感じる痛みにライはぼんやりとした意識を覚醒して、顔をゆがめる。
 その表情を眺めつつも、ルルーシュは鍵を巻く仕草を止めずにいた顔は、少し皮肉な笑みを浮かべているのだった。




続く
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2012.07.22 
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