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訪問者様、拍手を押してくださった方、ありがとう
ルルライ主従関係で、

Cpは、教師ルルーシュ×小学生ライです。
 雲が覗く晴れた日に真新しい風が入り込む。
 それが齎すのは吉と出るのか凶と出るのか、それ、人知る由もなしに。


「ええ、それでは新しく赴任してきた先生を皆さんにご紹介します。どうぞ」

「はい」


教室へと踏み入れた黒髪の男に、一気に騒がしい教室は少なくなる。
 男は紫の瞳で周辺を見渡して、自己紹介を始めた。


「ルルーシュ・ランペルージだ。学園の事については話は聞いてる。この教室のことも含めてな。前の担任がどうであったとしても、俺は俺なりのやり方で厳しく指導していく。・・・心しておくことだ」

「はーい」


 後半生徒に向けた発言とは思えなかったが、子供達はそれに何の疑問を持つこともなく返事を返す。
 元気の有り余る子供ばかりが賑やかな騒音のように思いつつも、ルルーシュは生徒達の中の一つに目を止める。 


「あ・・・」


 頬杖を付くように窓を見ていた男の子は、視線に気づいて光沢のある銀髪を揺らして振り返る。
 その透明なほどの白い肌に健康的な桃色は純粋に綺麗だ。
 周りにもそれ相応に可愛い子はいたが、やはり贔屓目に見ずとも容姿は目立つ男の子、ライに向けてルルーシュは目を細める。
 教室が一瞬別の空間になったように、シーンと静まり時が止まったような感覚が二人の間だけに広がるが。
 口端を引き上げたルルーシュと、銀髪の男の子は目を合わせるのも束の間。
 自然の流れのようにルルーシュは、持っていたせいと名簿を開いて出席確認を始めた。
 遮断されていた周りの音が、切り開いたようにまた通常の音に戻る中で、ライだけは困惑に眉を顰めているのだった。





 教室へと出る途中、ルルーシュは四つ折りの小さな紙を渡された。
 屋上へ来いとの招待状を貰い受け、手の中でそれを握りつぶすと、ルルーシュは放課後に挨拶して帰る生徒達に、笑顔で送り出して、屋上へと向かう。
 ガチャリと沈む夕日が遠くを彩る中で、異国の神秘的とも思える雰囲気を纏い、銀髪の少年ライは、見据えるようにしてルルーシュへと向かいあった。


「此処にいるのは、どういうことですか?」

「屋上に呼び出せるほど、慣れてはいないんだが、告白をしたいのならもう少しそれなりの付き合い方なり、アプローチなりとやり方があるんじゃないのか?」

「っ!」


 ずんずんと早歩きでルルーシュの前に立ち、見上げた銀の瞳は真摯だった。


「確かに、外部では接触を避けろと命令は存じてますが、貴方が僕をこの地に馴染む為にここの生徒として転入手続きしたことには同意しましたが、貴方までここに来るとは初耳です。僕が貴方の動向を把握していないと守るべきときに動けなくなりますので、事前に此方にも報告は申し付けておいて下さい!」


 ルルーシュだけに聞こえる音量で、咎めるように言ったライ。
 周りには人がいないため誰も聞いてはいなかったが、会話の内容を聞くには、とても教師と生徒同士の当たり前の雰囲気ではなく、主従関係が垣間見えた瞬間だった。




続く
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2012.07.15 
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