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ルルライ主従関係で、二話

Cpは、教師ルルーシュ×小学生ライです。
「・・・ああ」


 投げやり的な溜息をこぼしたルルーシュは向き直る。


「命令に従順しかない輩ではないとそれ以上の魅力があるから、お前をそばにおいている。が、俺にいつからえらそうに口を利くようになった。主従関係をわきまえるのも結構だが、今の言い方は聊か癇に障る」


 仄かに怒りの感情をこめたように紫の瞳は真っ赤に染まり、その気迫に恐れ脚が一歩後ろに下がったが、それでもライは引き下がらなかった。


「っ!?。貴方の力を熟知しているからこそ、その力でより身の危険がさらされると他のものもそれを心配している。だから、今近くにいる僕が貴方の守るために必要なこ・・・ん!」


小さな顎を捉えて上向かせるままに口付けるままにライを引き寄せた。
 身長差がある上に大人の力では、抵抗しようが無駄な動力なのもあったが、何より絶対的な主従関係があるため逆らうことも出来なかった。
 自分はアヤカシで人であるルルーシュに、本気でやりあえば歯が立てないわけでないのも知ってるが、逆らわないのはそれだけが理由ではなかった。
 強引な口付けに、わけもわからず目を瞑って流されまいと耐えるライの表情を一瞥し、突き放すように離れたルルーシュは、何事もなかったように話を始める。


「誰に何を言われたのかは知らんが、俺が気にいらないのは、自分の身も守れないほど非力であると思われることと、お前が主従関係だけで自分を否定して俺を拒絶するところだけだ」


 冷ややかな苛立ちを湛えた瞳がいつの間にか元の色に戻り、こんな場所で力を出されても困ると安堵したライは、純粋に主を心配して真面目に返す。


「貴方の強さは存じております。けれど、今の僕と貴方との関係は契約してからあの時から、変わってないと」

「変わってないと思ってるのはお前だけじゃないのか?」


 再び歩み寄ったルルーシュは、目を瞬かせるライの耳朶に囁くように唇を近づけた。


「俺は出逢ったあの頃からお前への恋着は変わらず、閨を共にした新月から偽ってはないぞ」


 あの時の事を思い出すような甘い口調に、ライは白い頬を上気させ顔を背ける様子に、ルルーシュはふっと笑いをこぼす。


「それともお前はあの夜のことも忘れ、俺の愛称をその口で言ったことも全ては幻想にしてしまいたいのか」

「それは、違います!。僕はただ貴方を人として守りたいだけです。貴方の力の強さは僕も知っているように有名なのですから、ご自分の身はあんじて欲しいのです」


 ルルーシュは苦笑を浮かべ心配性だなとからかうように、小さな形のいい頭を撫でると、そのまま屋上の扉へと背を向け歩いていった。


「主っ!」

「此処では、先生だろ?。それに、心配するな。いざという時は、お前を頼りにしているからな」


 がちゃりと扉を開くと、同時にそんな言葉を残したルルーシュは、屋上に一人になったライが驚きに目を見開いたのもしっかりとは見ずに笑みを浮かべたものの、扉を閉ざしたのだった。





続く
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2012.06.20 
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