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ブラコン狂想曲 番外 着せ替えごっこ(役割さえ)

出演、ルルーシュ・リヴァル・ジノ、ライ。
Cp ルルーシュ(兄)×ライ(義弟)です

ブラコン狂想曲 番外
着せ替えごっこ(役割さえ)




大きな三角型の帽子に白いシャツと半ズボンにブーツ、肩から羽織る黒いマント、右手には杖を持ち、魔女と言うよりも小さな魔法使いの格好をしているライは、兄の前に披露していた。
 何を着ても似合うなと身内贔屓よりも増大したブラコンのフィルターが、他にはないキラキラと輝く効果を見せ、より可愛らしく映った弟のライを見つめ、ルルーシュは椅子に腰掛けたまま満足げに頷いていた。


「よし、ハロウィンの衣装は決まったな」


 さながらファッションショーのように、ルルーシュは勿論、ミレイ達の用意した衣装に何回も着替えさせられたライは、疲労することなく兄の喜ぶ姿ににっこりと笑っていた。
 傍らで観客のように見ていたリヴァルは、ルルーシュの表情を覗き見て、呆れたように目を伏せた。


「ルルーシュ。満足なのはいいんだけどさ、鼻血は拭けよ」


 真面目な顔ながら鼻血を出しているというアンバランスさは間抜けにしか見えなく、他の女生徒がこの場にいたら泣くなと感想を抱きつつも、今のルルーシュはライの声しか届いていないことを知っているので、言いたい事はあったが黙っておくことにしたのだった。 
 

「にぃしゃま」

「どーした?」

 
 ルルーシュが普段よりも優しい口調で話しかけたのは、ライが駆け寄ってきたからだ。
 しかし、拭うことのない鼻血は止まることなく出続けているのを気づいたライは、微笑むルルーシュに首をかしげる。
 

「にぃしゃま、お鼻赤くなってますよ?」

「ああ、気づかなかったよ。教えてくれてありがとう」


 いや、さっき俺が言っただろっと言うリヴァルのつっこみは軽くスルーされるままに、ライを腕に抱えるとそのまま先ほど腰掛けていた椅子へと座りなおした。
 素早くティッシュで綺麗に拭ったルルーシュは、鼻血を出していたとは思えないほどにいつもの顔になっていた。
 

「にぃしゃま、そんなにくっつくと苦しいです」


 ぎゅっと頬を擦り付ける勢いで抱きしめてるルルーシュは、少しだけ抵抗を見せるライに、微笑を浮かべて口にした。


「すまない。お前が可愛いから抱きしめたくなったんだ」

「? 可愛いと抱きしめるんですか?」

「ああ、しかし全部に当てはまることじゃない。特別にお前にはいつもやっていることだろ?」


 嫌か?と耳元に囁くルルーシュに、くすぐったそうに身をよじらせたライ。
 兄弟なのに恋人みたいにいちゃついてる(ルルーシュのスキンシップでそう見えなくもない)のは日常茶飯事なのであるのだが、いつも誰か止めるのに今日に限って誰も来ない、あのまま放って置いてもいいのかとミレイ達のほうに顔を向ければ違う衣装選びに熱中していた。
 今度は女装でもさせてみようかと、お人形遊びのように嬉々と楽しげな様子にリヴァルは、溜息をこぼした。
 まあ、何も厄介ごとにはなっていないので、しばらく様子見にしておくかと決めかけたところ、面倒ごとが向こうから尾を引いてやってきた。



「おっ、やけに今日は賑やかだな。何かあるのか?」


 此方もある意味ライとのスキンシップが多く、ルルーシュに目をつけられてる陽気な男、ジノが楽しげな声に導かれのか扉からその長身な体をのぞかせる。
 ああ、何か波乱の予感だと思いつつも、逃げ出せないままリヴァルはジノの後を目で追いかけた。


続く


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2012.06.30 
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