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訪問者様、ありがとうございます。
死を逃れた逆行、二話目。

Cpは、ルルーシュ×ライです。
揺れる反実仮想


「どちらもだ。俺の現代地が知りたい」


 包帯を巻き終えた少年は、正座したまま向き直ると、


「君は異国人か。此処は、日本で、今いる場所は、僕の生家だ」

「日本・・・」


 幼年にいたスザクの神社とはまた違う、日本庭園のある屋敷内である事は理解していたが、それとは雰囲気が違っていた。
 なぜ今の自分が、いつの時代にと頭の混乱するルルーシュに、注意深く目を向けていた少年は、ふぅっと溜息をつく。


「隠し通せるとでも思ったか」


 はっとして少年に目を向けると、真摯な瞳が自分を見ていた。
 俺の招待に気づいてと思ったが、それはお門違いだった。


「隠れるなら気配を消せと何度も言ってあるだろ?」


 襖に映る影に振り返った少年と同じく、ルルーシュも視線を辿ると、そこから小さな頭が顔半分姿を晒す少女がいた。
 ナナリーよりもやや幼い黒髪の少女がおずおずとした様子で此方を覗き込んでいた。
 入りづらいのか、性格の問題なのか、なかなか此方に寄り付こうとしない少女に、少年は尚声をかける。


「見つけたのはお前なんだぞ。礼の一つも言わせないで、遠巻きにただ見ているだけでよいのか」


 ブンブンと首を振った少女に、少年は手招くと、素直に従い隣に座った。
 やはり並ぶと、少年も小柄ではあったものの、少女のほうもより一回り小さくルルーシュには見えた。
 じっーと見つめる青い空を映した澄んだ瞳に、妹のものとはまた違う純粋さが映り、嘘をつきづらくはあったが、ルルーシュは素直に礼を口にした。


「ありがとう。君が助けてくれたんだな」 


 目を瞬かせた少女は、にっこりと微笑むと、隣の少年は良かったなと言いたげにさっきとは打って変わった表情で優しく目を細めて隣の小さな頭をなでる。
 色は違うが兄妹なんだと理解し、微笑ましく思ったものの、少年は無表情へと変わり、ルルーシュを見上げる。



続く
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2012.07.18 
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