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休日の二人で第十六話

Cpは、ルルーシュ×ライです。
9:30 君との優しさの効用



晴天の休日。
 二人きりの朝食を終え、私服へと着替えたルルーシュとライは、外で枯葉の掃除をしている咲世子に挨拶を済ませて、租界へと降りて行った。
 人の行き交うショッピングモールにたどり着く頃には、二人は自然に手を繋いで店を眺めた。


「ルルーシュ・・・」

「なんだ?」

 
 一歩先に進んでいたルルーシュが振り返った表情は、ファンの子が近くにいれば顔を赤らめるほどに優しい微笑だった。
 ウィンドウ越しに見える雑貨類の置かれた店を視線で促すようにして、ライは口にする。


「ナナリーにおみあげを買っていかないか? あそこなら彼女の好む品が見つけられると思うんだが」


 ぎゅっと握り返された手に視線を落としたルルーシュは、ライの真剣な瞳を見つめ、苦笑をもらすと、そのままライの手を引くようにして、


「以前は俺がお前の案内がてらナナリーに買い物した事はあったが、今度はお前から言ってくるとはな」


 
 妹を大切にする人は嫌いではなく、困ることもなかったのだが、ルルーシュはどこか嬉しそうにそんなことを言ってライと揃って雑貨屋の店へと入っていった。
 カランカランとベルの音に客の訪れを知らせるが、店員が駆けつけることなく、ゆったりと雰囲気に似合ったBGMを聞きながら棚に並べた品を眺めて歩く。
 そこには、ナナリーが喜びそうなものを探す目的はあったのだが、ルルーシュだけもう一つ違う理由を持っていた。
 彼はナナリーだけではなく、興味があるものがあればライにもプレゼントしようと密かに思っていたことなど、小物を手にとっては観察しているライに走るよしもなかった。
 ライの部屋は他の部屋と違って、生活観がまるで感じられない。
 その理由の大半は、固有する物が少なすぎるからだと前々から思っていたのもあるのだが、物欲の少ないライの事だから自分の事は気にせずと非かめ名態度に出るだろうか、多少強引な方法をルルーシュ用いることにした。 



続く
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2012.07.20 
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