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訪問者様、ありがとうございます。

Cpは、ルルーシュ×ライです。

君が求めれば僕は応えるから


旋律が聞こえた。
 静かな風景に溶け込む風の音のように、自然に耳に残り心を揺さぶる。

 閉じていた瞳を開いてみたのは、幻想。
 いや、実際には祖う見えるほどにどこか浮き酔えばなれてしたその美しさに見惚れる。
 キラキラと日の光に反射して映る灰白色が緩やかに動き、細い腕から伸びる白い指が、弦を握ったまま奏でる。

 其れはライの弾くバイオリンから紡がれるその音に、耳を傾けルルーシュはその目を喜ばせた。

 一曲弾き終えたところで、ライが休憩するのを見計らって、ルルーシュが拍手を送る。


「やっぱり、お前は物覚えがいいな。一週間とたっていないうちから、そこまで弾きこなせるとはな」


 当然のように賛辞を口に出したルルーシュに、ライは借りたバイオリンを丁寧にケースに戻して、同じ席に腰を下ろした。


「ありがとう。教えた人が良かったから、僕でも弾けたように思う」


 ルルーシュから楽譜の読み方から弾き賭けまでを教わったのは本当で、素直な言葉を投げかけると、


「其れは、リヴァルが聞いたら嫉妬する発言だな」


 少しだけ嬉しそうに口端を引き上げて、ルルーシュが皮肉を口にした後で、


「才能だとするなら、其れもいいが。俺が思うには、過去にも楽器を弾いた経験があって、体が其れを覚えていたと、お前を見てそう感じたが、実際お前はどうだった?」

「・・・此処に来て楽器に触れた機会はなかったのだが、君が弾いた瞬間、既視感めいた感覚は確かにあった。其れが過去と繋がりのあるものか今のところは何も思い出せていないのが現状だ」


 ティーカップに映る自分の顔に目を落として、ライはいつもどおりの静かな口調で話す。
 記憶探しのてか狩りにはまだたどり着いてはいないものの、それはライ当人が自らの意志で記憶を封じているのではないかと、考えてはみたものの、色々と推察してみるより今はルルーシュは話を変えた。




続く
 
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2012.05.16 
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