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訪問者様、ありがとうございます。
断る理由は先程捨ててきましたの続きで、

Cpは、生徒会メンバー+ロロ+ルルーシュ×ライです。
揺れる反実仮想



 ログハウスの扉を開くと、優しい木の香りが鼻をくすぐった。
 見渡すと、わずかばかりの家具と寝具。
 奥には、シャワーとトイレがあり、梯子にあがるとロフトが見え、そこにも一つベットがあった。
 一行は、昼時と言うこともあり、荷物を置くと男女に分かれて料理をし始めることになった。
 何を作るかと迷わずに用意されたレトルトカレーであるルーのパッケージがテーブルの上に置かれているのに、目を止めてライがそれを興味深そうに手に取っていた。


「カレー?」


 記憶喪失以前に日本の事に不慣れであるライは、戦術やナイトメアの操縦にかけては下級の軍人以上の実力者ではあるが、こうした日本の食文化や風習というものに関しては、知識は深くないのもあって、物珍しいのだろう。
 しげしげとパッケージ裏に書かれている料理手順を眺めてる横顔は、真剣だった。
 眉目秀麗さと愛想のない生真面目さに、遠くから視線を集めることは多々あるが、本人に率先して声をかけて
くるのは少なく、ライの近寄りがたい雰囲気がそうさせるのかもしれないが、それを気にせずに近づくつわものは此処にいた。


「ライ先輩! 手伝うよ」


背中から近づいて来た大きな人影は、ライに襲わんばかりに腕を広げると、じゃれ付くように抱きついてきた。
 笑顔のジノは背中越しにライの肩に顔を乗せるようにして、何を見ているのかと顔を覗かせた。
 因みに、ジノが抱きついてくるのは癖であると知っているため、最初は自然と避けていたライだったが、特に悪意はないせいか今ではされるがままであった。


「ああ、それなら玉葱を・・・ジノは包丁使ったことあるのか?」

「ははっ、少しぐらいはあるよ。で、俺は玉葱を切ればいいのかな?」

「うん。みじん切りにだが、不慣れだと目に沁みるから注意はしたほうがいいぞ」

「心配してくれるんだ。嬉しいけど、目に沁みるって?」

「玉葱の成分が刻むときに、鼻に入り込み刺激となって涙を齎す。冷蔵庫で冷やせばそんな心配もないが、あいにく此処にはない。君が手伝うというのなら気をつけろといってるんだ」

「ふーん。大丈夫だと思いますけどね」


 後ろから抱きついたままで話し続けるジノに、特に気にしていない様子のライを見て、リヴァルは目を眇めた。 


「(なんで、ジノがいつまでも抱きついてることにライはつっこまないんだ?。ルルーシュは黙々とニンジンの皮ぬいてるし、スザクは・・・なんでか殺気立ってるからこの際見なかったことにして、問題は)こっちだよな。ジャガイモ、ジャガイモ、ジャガイモ、ジャガイモ・・・・って、おぉー一体何個剥けばばいいんだぁぁぁぁーー!!?」


 役割分担でやっていたリヴァルは、さっきから山のようにあるジャガイモを前に叫んだまま頭を抱えていると、隣で同じように皮を剥いていたロロは煩いと目を鋭めて口を挟んできた。


「リヴァル先輩、騒ぐのは構いませんが手を動かしてください。邪魔になります」

「はい。って、ロロは大人しい顔して、たまにきついよな」


 確かに、此処で手を止めてもジャガイモの作業が終わるわけではないと早くも切り替えてたリヴァルが、呟くとロロは笑顔を向けてきた。


「そうですか?」

「悪い、ちゃんとする。だから、包丁かざしたまま、微笑むは止めてくれ」


 気のせいか、ロロの背後にどす黒いものが見えた気がして、リヴァルは冷や汗をかいたのだった。




続く
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2012.05.24 
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