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黒子のバスケ 第一話


女主人公夢小説ですだ
私立誠凛高等学校。
 晴天の下、暖かた風を含んだ陽気に、運ばれてくる桜の花。
 真新しい制服に包まれた新入生が集う今日。
 期待を胸を高鳴らせるのは何も一年生ばかりではなく、新たな部員を確保しようと勧誘に余念のない在校生達。
 呼び声のかかる賑やかな人並みを歩くのはなかなか進みづらく、途中呼びとめられたりと足を止めるもののいる中、誰にも気づかれることなく本を読んでいた少年と新入生の中頭一つ分背の高い少年と、学校間違えたのではないかと思える小柄な少女だけは捉まる声もなかった。




 他の部員はビラ配りと積極的な活動している中、相田と日向はバスケ部の受付となり、新入部員を待つように椅子に座っていた。
 しかし、興味を惹かれる要素がないためか、手持ち沙汰で頻繁に訪れる他の部の様子を見ているだけの、退屈なものになっている。 


「あんたらバスケ部員か?」


 声がかかり伊月俊はきょろきょろと周囲を見渡すが誰もおらず首をひねるものの、よくよく視線を下げてみると小柄な少女が両手を腰に当てて見上げる姿を発見する。
 柔らかな肩までのボブカットの髪、整った眉のした、円らで大きな二重の瞳は凛とした目伏しで此方を見上げ、小さな鼻と桜唇が卵形の小顔に収まって一見して可愛いとか愛らしいとかそんな感想が浮かぶ、美少女ではある。
 見た目からも華奢だと分かる少しだけ大きめの真新しい制服を身を包んで、一年生であるとは情報がなくても認識できる。


「そうだけど?」

「だったら連れてけ。自称、入部希望者だ」
 

 悪戯を思いついた少年のように二ヒッと口端を上げて笑う少女は、見た目の可憐さとは裏腹にやんちゃに見えた。


 体育館に体操着姿のバスケ部と、入部希望の一年生達が集う。
 ジャージ服姿の紅井と監督の相田リコが挨拶を交わす中、一年生数名は早速その姿を見つけこそこそと会話をしていた。


「なぁ、あのマネージャー可愛くね?」

「二年だろ」

「もう一人の子は俺らと同じ一年みたいだし、これからの部活楽しみだよな」

「マネージャー二人だからか?」


 話し声に早くも気づいた日向順平は、後ろからその二つの後頭部に向けて拳骨を送る。


「だアホ! ぢげぇよ」

「「いてぇ! ・・・あ?」」

 痛みを抱えて頭を押さえていた一年生の二人は、先ほど見ていたうちの一人、相田リコが近づいてきたのに顔を上げる。


「男子バスケ部監督、相田リコです。宜しく」


 マネジャーじゃなかったことに残念な声が上がる。
 あっちではないかと指差す先にいた老人を振り返って、あちらは顧問の武田先生だと紹介を受け、信じられない気持ちの一年生に、相田は微笑んだ。


「ふふっ、期待はずれで悪いけど、マネージャーなら私の隣にいるわよ」


 相田リコの隣に並ぶようにして、ジャージ服の一年生の女の子が前に出た。


「一年、紅井 紲生(べにい せつや)だ。自称、マネだから覚えておけよ」


 可愛らしいように似合った格好ではないものの、今度は正真正銘マネージャーだと知り安堵する一年生達が今年はいい年になるかもしれないと仄かに期待を膨らませているような表情を見渡して、相田は注目とばかりにその場で手を叩いた。


「さあ、紹介も済んだところで・・・・まずはお前達、シャツを脱げ!」


 えー何でぇぇぇぇ!!?っと複数の驚きの声が、体育館内に響き渡った。



にきゅーめ
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2012.06.17 
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