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訪問者様、拍手ぽちっと押してくれた方々へ、ありがとうございます。

黒子のバスケ 二次創作でする

黒子火神の二人。

片思いなのだけどもスキなんです

Call me, call me.


放課後、体育館の端で休憩がてら先輩達の練習を見ていた黒子火神は並ぶようにベンチに腰掛けていた。


火神君」

「あ?」


 練習風景に視線を逸らすことなく前を見つめたまま、黒子が呼びかけ。


「下の名前なんていうんでしたっけ」

「・・・今更聞くことかよ。つーか、もう知ってんだろ?」

「そうですけど、確認のために火神君から直接聞きたくて」


 ようやく向けられた視線は、相変わらずの無表情で何を考えているのか読みづらい。


「(今一わかんねぇよな。こいつの無表情は)・・・大我だ」

「知ってます」

「・・・」


 知ってるなら何で聞くんだよと苛立ちを覚えた火神は、目を据わらせる。


火神ー、ちょっとこっち来い!」

「何っすか、ですか?」


 返事と共に腰を上げた火神へと、見上げるように黒子が呼び止める。


「火・・・大我君」

「あ?」

「今度から下の名前で、呼んでもいいですか?」

「あー」


 火神が生返事をしたところ、今度は相田が急かすように呼びつける。


「こら、火神大我! あんた呼ばれてるんだから来なさいよ!!」

「って、声張り上げなくても聞こえてるって、んで、名前だっけ?」


 煩そうに僅かに眉を顰めた火神は向き合うように振り返るのを黒子は凝視していた。


「はい」

「さっきの大我って、呼ばれた気がするけど空耳じゃねぇだろ?」

「はい・・・って、えっ聞こえてたんですか?」

「たりめぇだ」

「いいんですか?」

「いいも何も俺が決めるわけじゃねぇけど、俺の名前なんだからもっと大きい声で言えよ。じゃあねぇと答えれねぇだろ」

「こーらぁー、火神!」


 今度は日向の大声がかかる中、火神は慌てて先輩達の元に駆け寄った。


「やべっ! あー、はい!」


 その大きな背を見届けて黒子は、誰に言うまでもなく呟いた。


「分かりました・・・次は二人だけの時にしておきます。大我君」


 感情の起伏が少なく読みづらいものの、どこか嬉しそうに口角を上げる黒子は確かに笑っていたのだった。



END
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2012.07.01 
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